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白熱、アイデアソン!AIカメラから夢想した未来の萌芽たち
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2025.08.04
- Text
- :武者良太
- Photo
- :平郡政宏

LightsWill編集部は「AIカメラで遊ぶアイデアソン FUTURE SKETCH TECH-LIVE ACT.1」と題した公開取材イベントを実施しました。ゲストと読者を招いて、笑いあり、驚きありの場となった当日の模様をお届けします。
最終回は、読者たちがチームを組んで奮闘したアイデアソンの内容を追っていきましょう。
LightsWill編集部は、AIカメラをテーマにした公開イベント「AIカメラで遊ぶアイデアソン FUTURE SKETCH TECH-LIVE ACT.1」を開催。藤原麻里菜さんとギャル電きょうこさんの作品紹介に続き、参加者がチームで「AIカメラのたのしい使い方」を考案。植物ロボットや笑顔を引き出す鏡、恋愛サポートツールなど、発想力あふれるプレゼンが披露されました。笑いと発見に満ちた、創造的なアイデアが次々と生まれる場となりました。
約60分でエッジAIカメラの活用アイデアを生み出す
藤原麻里菜さんと、ギャル電きょうこさんのセッションに続いて、参加者アイデアソンが開催されました。お題は「AIカメラのたのしい使い方」。3名ごとのチームが組まれ、思い思いのアイデアが次々と書き出されていきます。当日の写真を交えながら、ダイジェストで振り返っていきましょう。

ビジネス視点では生まれない、やさしい気持ちになれるアイデアたち
さあ、数多くのアイデアから「これぞ!」と選びぬかれた各チームのプレゼンテーションをご覧ください。
チームかぎょう
「愛情を感じる植物ロボット」
- AIカメラで自分を認識して水をもらいにくる植物ロボットを考えた。知らない人がくると隠れたり、日なたを探して部屋を移動したりという機能もあるといい。
- 植物への水やりを忘れないようにRaspberry Piと湿度計を連携させて、自動で水が注がれるシステムがすでにあるが、これは手がかからなすぎて楽しくはない。このロボットは手がかかる子ほどかわいいというアイデアから発想した。
「スマイルミラー」
- 無理やり笑顔にさせてくれる鏡。リモートワークでは一日中誰とも喋らないこともある、というところから発想した。笑顔じゃないと、電灯のスイッチが入らない、アラームを止まらない、ドアの鍵も開けられない。笑顔の押し売りみたいなミラー。

ハートキャッチオムライサー
「今日のオムライサーは君だ」
- オムライスにケチャップで描くハートのきれいさを競い合うというアイデア。SNSを使って世界中で一番きれいなハートを描いた人を毎日決める。AIカメラの画像認識機能を活用して実現できる。

チームせんとう
「コイパイロット」
- 恋愛をサポートするサービス。デートの準備として、家では化粧がどれぐらいうまくいっているかを教えてくれる。もちろんかわいいと褒めてくれるので、自信がついた状態で、合コンに行ける。合コンでは、気になる人が自分をチラチラ見ているか、好意があるかどうかを教えてくれる。
- 付き合った相手とデートに行ったら楽しんでくれているかどうかを教えてくれる。相手が笑ったら写真も撮ってくれて、デートが終わると笑顔の写真集ができている。

発表後には、藤原さんとギャル電 きょうこさんから、アイデアソンの総評がありました。
藤原:「AIカメラを活用したアイデアということで、何でもできるからこそ、それぞれのチームの個性が光っていてとてもおもしろかったです。 気軽に作ることができるので、アイデアで止まらずに、ぜひプロトタイプを作ってニヤニヤしてほしいです」
きょうこ:「画像認識って、難しそうで手が出しにくいイメージがあったんですけど、『日常のちょっとした場面を楽しくする』という視点なら、気軽に挑戦できそうですね。みなさんのプレゼンを聞いて、『自分も挑戦してみたい!』 って思いました。

既存の産業用途やビジネスの先入観から離れて、AIカメラでできることを真剣に、そして笑いとともに考えていただいた「AIカメラで遊ぶアイデアソン FUTURE SKETCH TECH-LIVE ACT.1」。藤原さんとギャル電 きょうこさんのお話に触発され、おもしろさや、自分でほしいと思えるかどうかを純粋に追求したアイデアが多かった印象です。テクノロジーの進化が自分たちの生活を良くしてくれる気づきがたくさんありました。
LightsWillでは今後もイベントを継続していく予定です。もし、次回以降での参加を検討いただける方はLightsWillのメールマガジンにご登録ください。次回開催時に案内いたします。
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