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#CES2024 で垣間見たイメージング&センシングテクノロジーとエンターテイメントの未来

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2024.01.19

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LightsWill編集部
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LightsWill編集部

世界最大のテクノロジー見本市「CES2024」が、1月9日から12日までアメリカ・ラスベガスで開催されました。最後は、生成AIの眼となりモビリティと一体化するイメージング&センシング領域のトップ企業をレポート。B2B企業によるエンタープライズ用途の発信にもかかわらず、エンタメ性の高い発表も目立ちました。

CES2024は、世界最大のテクノロジー見本市として注目を集め、イメージング&センシング分野の主要企業の発表が際立っていた。STMicroelectronicsは世界最大のイメージセンサーを発表し、それを使用した18Kのシネマカメラ「Big Sky」が注目を集めた。このセンサーは巨大で、市販ハイエンドカメラの7倍の大きさで40倍の解像度を実現している。

次世代パワー半導体SiCを提供するonsemiも注目企業で、SiCデバイスのエンドツーエンドのサプライチェーンを持ち、高品質かつ信頼性の高いデバイスを提供している。また、Sonyはイメージング&センシング分野でのリーディングカンパニーとして、車載用センサーや安全性向上のための技術を展示した。

CES2024では、半導体企業とモビリティ企業の提携が顕著であり、自動運転技術の進展とともに車内の娯楽性や快適性にも注目が集まった。AI関連技術のモビリティ分野への応用が急速に進んでおり、物理空間でのAIの影響力が増していることが明示された。LightsWill編集部は、今後も半導体技術の進歩に注目し、未来の実装に期待している。

Contents

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    STMicro electronicsが世界最大のイメージセンサーを開発

    CES2024のためにラスベガスを訪れた参加者の間でにわかに話題になっていたのが、総工費23億ドル(約3500億円)を費やし、2023年9月29日にオープンしたばかりの巨大な球体シアター「Sphere」。会期中はGoogleやSamsungなど出展企業の広告が絶えず上映されていました。おそらく、U2がこけら落とし公演を務めたというニュースを記憶している方もいるのではないでしょうか。

    STMicroelectronicsは、「Sphere」のコンテンツ撮影用カメラのために、82.4平方cm3億1600万画素を誇る世界最大のイメージセンサーを開発したと発表しました。

    世界最大のイメージセンサー(出典:STMicroelectronics

    これは、300mmウエハーに完全なチップが4枚しか収まらないという巨大なセンサーです。市販ハイエンドカメラのフルサイズセンサーの約7倍の大きさかつ、40倍の解像度を実現しています。

    このセンサーを搭載した18Kのシネマカメラ「Big Sky」は、フレームレート120fpsで映像を記録し、60Gバイト/秒で画像データを転送できるといいます。

    18Kのシネマカメラ「Big Sky」(出典:Sphere Entertainment Co.)

    Sphere内部にある巨大ディスプレイのコンテンツをキャプチャーするために使用され、映画制作者は、従来なら複数のカメラを組み合わせる必要があったような、大判の画像を単一のカメラからキャプチャーできるようになります。

    この巨大センサーは、没入型エンターテイメントの未来を形づくる画期的な技術です。映画、テレビ、ライブイベントなど、さまざまな用途で使用される可能性を秘めています。

    次世代パワー半導体SiCをアピールしたonsemi

    onsemiは、次世代パワー半導体の1つであるシリコンカーバイド(SiC)デバイスの開発と製造において世界をリードする企業です。SiCデバイスのエンドツーエンドのサプライチェーンを構築しており、SiC基板から組み立て、パッケージングまでを自社で行うことで、高品質で信頼性の高いSiCデバイスの提供を可能にしています。ブースでは、SiCエコシステムが紹介されていて、onsemiがもつ垂直統合的サプライチェーンの強さが感じられました。

    「シリコンカーバイドの完全に統合されたエコシステム」と題した展示が行われていた(出典:onsemi)

    Sonyがめざすのはクリエイティブな娯楽空間を支えるセンシング技術

    Sonyグループのプレスカンファレンスでは、「Powering Creativity with Technology(テクノロジーで創造性を高める)」というテーマが掲げられ、最先端技術と映画・音楽・ゲームなどのエンターテイメントを融合させる取り組みについてさまざまな発表がありました。

    グループにおける半導体事業は、ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)が担っています。SSSは、イメージセンサーを中心とするイメージング&センシングソリューションのリーディングカンパニーであり、車載用イメージセンサーもその主要な事業分野のひとつです。

    Sonyブース内のSSS製の車載用センサー群は、車の周囲360°を把握し安全性を高める「Safety Cocoon」というコンセプトで展示され、車室内をあくまで一つのクリエイティブ空間ととらえた時にその前提となるモビリティの安全・安心を支える技術として紹介されている点が印象的でした。

    展示されていた車のスケルトンモックについているカメラモジュールは実際に動作するもので、3Dで距離を測れる「3D ToF Image Sensor」を活用してドライバーの様子を検知するIn-Cabin Sensingデモンストレーションもライブで行われていました。

    こちらの展示内容については、日本最大級のガジェット&テクノロジーサイトであるギズモード・ジャパンで詳細に紹介されています。ガジェットフリークのギズモード編集部が感じ取ったイメージング&センシング技術のおもしろさをあなたもぜひ味わってみてください!

    CES2024を振り返って

    ここまで、LightsWill編集部では半導体にフォーカスして、CES2024における各社の発表内容をレポートしてきました。CES2024全体を通して印象に残ったのは、半導体企業とさまざまなモビリティ企業が提携する潮流です。

    ざっと思いつくだけでも、NVIDIAとMercedes-BenzやPolestarやKodiakやPolestar、IntelとZeekr、TeslaやHyundaiとSamsung、Qualcommと BMWと ARグラスで有名なXREAL、SonyとHonda、MotorolaとMediaTekなど。おそらくまだまだあるでしょう。

    ひと昔前にはSF扱いされていた自動運転レベル5の実現も現実味を帯びてきたなか、車内でどのように過ごすかという娯楽性や快適性が語られるようになってきたことも印象的でした。

    また、PCで培ったAI関連技術のモビリティ分野への応用がすごいスピードで進んでいることもわかりました。CES2024では、生成AIの体となるモビリティに感覚器官のような働きをする高度な半導体が搭載され、フィジカル空間におけるAIの影響力が増しつつあるということが明示されたイベントだったと言えるかもしれません。

    LightsWill編集部では、半導体技術の進歩によって実装されていく未来に、これからも注目し続けていきます。

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